砦跡に建つ久麻久神社
2016年2月1日撮影
◆別名:
◆所在:
西尾市熊味町山畔
◆交通:
県道479号線沿いにある西尾市民病院の前を東に向かって進むと、北側に熊味保育園があるが、その南向かいが真成寺になり、寺の西隣にある久麻久神社近辺が砦跡になる。
◆歴史:
牧主計吉元が築いたと言われている。
三河一向一揆の際には家康に味方をして戦ったと言う記述があるが、詳細は不明。
牧氏は三河地方の神官職に散見される家系で、真木、槇などと表記される場合もある。
織田信長の妹を娶った島田城主の真木長清も文書によっては牧と表記される場合もあるが、熊子砦の牧主計吉元と同族なのかは不明である。
◆現在:
久麻久神社が砦跡と伝わる。
久麻久神社は西尾市内の至近距離に2ヶ所存在しているが、なぜ2ヶ所在るのかは良く判っていない。
砦跡がある山畔地区より400m程北東に八ッ面山公園があり、その中腹にもう1ヶ所久麻久神社が在り、両方の神社とも、賽銭箱に葵の紋が入っているのは一向一揆の際に、家康方に付いた事に対しての礼であったと思われるが、詳細は不明。
城主の出自と言い、とにかく謎の多い神社である。
葵紋(しかも三つ葉葵!)の入った賽銭箱
神社の西側は斜面になっており、切岸とも段郭とも取れる形状である。